コロナに負けない家つくり
コロナが世界角国に猛威を振るい、毎日戦々恐々としています。
それでも、日本が世界角国に比べて、爆発的なスピードで猛威を振るわず、徐々に増えているのは、日本人の生活様式にあると思います。
インフルエンザなど予防のため、普段からマスクをつける人が多いし、手洗うがい等の清潔な意識が高い事、靴を玄関で脱いで生活することは、当たり前です。
欧米各国は、お風呂に浸かる習慣が無く、シャワーなので、お風呂に浸かる入浴文化こそがコロナウイルスに有効であり、日本での感染が比較的緩やかなのではないかと思います。お風呂に浸かることで、ウイルスを落とし、又、身体をしっかりと温めることで免疫力が高くなっていると思います。インフルエンザ予防にもお風呂を挙げて有ります。そして、日本人が長寿なのも、湯船に浸かるからだと考えます。
自分だけでなく、今後は、家つくりの考え方が大きく変わりますね、もし、自分にウイルスが付着していても、大切な家族に移さないために、出来る限り、家の中にウイルスを持ち込まない為の家造りをする必要があります。
私たち、建築家に出来る事
1.感染しない、させない為の間取りプランの提案
2.もしもの時に慌てない、適度なストックを持つ部屋を考える。
今自宅の外にある手洗い場は、家の人が外から帰って来る。例えば、車や買い物籠を触った後に車庫の横にあるのは、便利です。ですが、コロナがはやり、玄関を開けるすぐ前、もしくは、玄関に入って直ぐに手を洗いたい。靴の裏も流水でながせるようにしてあると便利ですね。
又、買いだめや、大量にストックを持つ必要はないけれど、多少なりとも、何かあつた際に、困らない程度の、予備があると良いと思います。
3.菌を寄せ付けない建材の活用
塗り壁:消石灰などのアルカリ成分は、鶏インフルエンザの消毒などに使われます。珪藻土や漆喰いなどの建材を使用しては如何でしょうか。又多くの建材が抗菌等を取り入れています。
抗菌・殺菌グッズの活用、衣類は殺菌効果の高いガス乾燥機を使用しています。
4.宅配ボックス
現在は、共稼ぎや、家を留守にしがちなお宅には、宅配ボックスを設置するお宅が多いですからね。これからの家を考えるにあたり世知がない世の中ではありますが、家に居ながら受け取れるように配置が主流になるのかと思います。
5.テレワークに対応した部屋
最近の書斎のある家は、3割くらいですが、これからはテレワークが出来る職業の場合、もしくは今回テレワークを」したかたなどは、多少なりとも、「とみくら」も検討していくのではないでしょうか?
書斎というと2帖~3帖くらいですが、これからは、4,5帖位は必要ですね。
6.子供たちが近隣の迷惑にならない住まい造り
マンションや賃貸に住んである方は、小さなお子様が家の中で遊びまわると、近隣迷惑など考えて周辺環境に合わせて、子供部屋の位置にも配慮が必要です。
7.家で運動不足にならない暮らし方
今回の事で、公園の遊具も使えない。何とも言えない事態になりました。雨でも車庫の中でも出来るブランコ・家の中で運動器具など、体を動かすことが出来るスペースで、何処にも行けないストレスを軽減することが、出来るかなーと思います。
コロナ前には、比較的「収納スペース」を多く必要でしたが、これからは、家族全員で、家に持ち込まない。コロナ感染症にかからない暮らし」を見据えた家造りも必要ですね。どこまでしたら、予防出来るかわかりませんが、一日も早く、このコロナウイルスがおさまるように!
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株式会社丸富建綜
太田富次郎